東京証券取引所とは

東京証券取引所

東京証券取引所とは、兜町にある証券取引所のことです。
東証(とうしょう)という言葉を耳にしたことがあると思いますが、
これは東京証券取引所の略称になります。

 

東証は国内最大の証券取引所で、日本の証券取引の中心です。
この他に大阪証券取引所や名古屋証券取引所がありますが、
国内での株式売買高のおよそ95%が東京証券取引所での取引によるものです。

 

上場とは?

私たちが企業の株を売買するためには、
その企業が東証をはじめとした証券取引所に上場していなければいけません。
上場(じょうじょう)とは、企業が自社の株式を証券市場で売買可能にすることです。
要するに上場していない企業の株は買うことができないのです。

 

企業は株式上場することによって資金調達が容易になります。
しかしその一方で、買収のリスクにさらされたり、
大株主に経営に関して口出しされたりするデメリットもあるのです。
ですので、誰もが知っている大企業の中にも上場していない(非上場)企業はいくつもあります。

 

企業が上場するには、証券取引所に申請を行ないます。
東京証券取引所には、第一部、第二部、東証マザーズがあり、それぞれ審査の厳しさが異なります。
中でも第一部(東証一部)は最も審査が厳しく、時価総額や純資産、設立年数などを厳しくチェックされます。
ですので、東証一部の銘柄は信頼性の高い大手企業ばかりです。

 

通常は、まず東証二部に上場して、その後あらためて東証一部へ審査を申請します。
また、東証マザーズというのは、ベンチャー企業向けの株式市場のことで、上場審査が緩いのが特徴です。


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